【屋根材ガイド】屋根材の種類を特徴とともに徹底解説

素材別に紹介 屋根材の種類 ブログ

屋根材に使われる素材といえば、なにを思い浮かべますか。

例えば「瓦」は伝統的な日本家屋で見られる知名度の高い建材ですが、瓦の中にも種類があるのです。

また他にも金属を使用した屋根材もあり、近年ではこちらの使用が増えています。

本記事では、代表的な屋根材をそれぞれの特徴とともに紹介します。

主要な屋根材6種類

デザイン性・耐久性が高く塗装が不要な瓦「粘土瓦」

陶器瓦

粘土瓦とは、粘土を焼いて作る瓦素材です。

メリットは、デザイン性が高いこと、耐用年数が長いこと、断熱性・防音性が高いこと、結露しにくいこと、塗装が不要であることです。

日本家屋特有の格式高い印象を与える点は、大きな特徴のひとつでしょう。

耐用年数に関しては圧倒的です。

瓦自体が非常に丈夫で、ほとんど経年劣化しないと言われています。

また結露しにくいということはカビが発生しづらいということです。

デメリットは、工事費用が高いことと瓦が重たいため耐震性を意識した工事仕様が求められることです。

また、勾配の無い形状の屋根には使用できません。

工事費用は種類によって幅が広く、1㎡あたり5,000〜18,000円が相場となります。

また粘土瓦の中にも種類があり、種類ごとの特徴については以下の記事で紹介しているため興味のある方は是非ご覧ください。

【瓦の種類ガイド】素材ごとに特徴がある!魅力や費用を紹介
素材ごとの瓦の特徴を紹介しています。素材が異なると、見た目はもちろん耐久性やメンテナンス内容も異なります。瓦屋根を検討する際は、見た目の好みだけでなくご自身の生活スタイルや予算、居住地域の気候に合った素材を選ぶことをおすすめします。

粘土瓦よりもやや安価に瓦を楽しめる「セメント瓦」

モニエル瓦

セメント瓦は、セメントと砂を材料として作る素材です。

メリットは、粘土瓦より安い価格で瓦のデザインを取り入れられること、断熱性・防音性が高いことです。

デメリットは、粘土瓦よりも耐用年数が短いこと、塗装が必要であること、扱っている業者が少ないことです。

また粘土瓦と同様、勾配の無い形状の屋根には使用できません。

耐用年数は30年程度で、工事価格は1㎡あたり6,000〜8,000円が相場となります。

粘土瓦のメリットとデメリットを少しずつ取り入れた屋根材と言えるでしょう。

塗装の塗り直しが必要であることや耐久性がそこまで高くないことを理由に、近年扱いが減ってきている瓦でもあります。

安価で施工業者も多く若年層に人気「スレート」

スレート

スレートとは、セメントや繊維質の材料を織り交ぜて作る板状の屋根材です。

厳密には人工スレートと天然スレートがあるものの、ここでは人工スレートを指してスレートと呼びます。

天然スレートは天然の粘板岩を加工した屋根材で、人工スレートは天然スレートを模して作ったものです。(天然スレートは非常に高価なため一般の住宅にはほとんど使用されず、日本では東京駅の丸の内駅舎で見られます。)

メリットは、工事価格が安いこと、施工できる業者が多いこと、故にメーカーごとのデザインバリエーションが豊富なことです。

所謂今時な屋根のイメージも強いため特に若い世代に人気の屋根材です。

デメリットは、やや頻繁にメンテナンスが必要なことと、勾配の無い形状の屋根には使用できないことです。

建材が軽く割れやすいため、強風や積雪などの自然災害や経年劣化によるひび割れや欠けが起きやすいのです。

耐用年数は20~25年程度で、工事価格は1㎡あたり4,500〜8,000円が相場となります。

錆びにくく耐久性と費用のバランス型「ガルバリウム鋼板」

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板とは、アルミニウムと亜鉛、シリコンによってメッキ加工された鋼板素材の屋根材です。

メリットは、比較的工事価格が安いこと、金属屋根材にしては錆びにくいこと、形状の応用がききやすいこと、耐久性に優れていることです。

重さが粘土瓦の6分の1程度につき地震にも強く、トタンよりもはるかに耐久性が高いため費用も含めてバランスの良い建材と言えます。

デメリットは、キズが付きやすいことと、断熱性・防音性が低いことです。

また金属製のため海沿いなど塩害の出やすい地域では、耐用年数は下がります。

耐用年数は30年程度で、工事価格は1㎡あたり6,000〜9,000円が相場となります。

軽量でおしゃれな「アスファルトシングル」

アスファルトシングル

アスファルトシングルとは、ガラス質の繊維にアスファルトを染み込ませ、表面に天然石を貼り付けた屋根材です。

メリットは、工事価格が安いこと、扱いやすく複雑な屋根形状にも施工することができること、カラーバリエーションが豊富なことです。

北米を中心に海外で広く普及していて、シート状で扱いやすく洋風でおしゃれなデザインから、日本でも魅力が見直されています。

石粒の色によってさまざまなカラーバリエーションがあり、洋風な家だけでなく落ち着きのある和風の家にもマッチしやすいです。

デメリットは、カビやコケが発生しやすいこと、やや耐久性に劣ること、勾配の無い形状の屋根には使用できないことです。

耐用年数は15~30年程度で、工事価格は1㎡あたり5,000~8,000円が相場となります。

1990年代までの主流金属建材「トタン」

トタン

トタンとは、亜鉛でメッキ加工した薄い鉄板素材です。

メリットは、工事費用が安いことです。

デメリットは、耐用年数が非常に短いこと、錆びやすいこと、断熱性・防音性が高いこと、塗装が必要なことです。

耐用年数は10〜20年程度で、工事価格は1㎡あたり5,000〜6,000円が相場となります。

近年では、より耐久性の高い安価な屋根材としてスレートやガルバリウム鋼板が使用されることが増えたため、トタンはあまり使用されなくなりました。

屋根材を選ぶポイント

屋根材の種類が豊富にあることを説明しましたが、では何を基準に選んだらいいのか迷ってしまう方も多いと思います。

選ぶ際のポイントを以下の記事にで紹介しているため、是非参考にしてください。

何を基準に選んだらいい?屋根材を選ぶ際のポイントを解説
本記事では、屋根材を選ぶ際のポイントを解説しています。ポイントが多くて迷う!といった方向けにも最後にアドバイスを載せています。家を建てるにあたって屋根材を検討する際の参考になれば幸いです。屋根材の種類や各特性など、関連記事も掲載しています。

まとめ

屋根材は非常に種類豊富なため、納得いくまで比較検討することが大切です。

ご自身で調べることも有効ですが、もしも判断に迷うことがあればお気軽に屋根屋さんにご相談ください。

また屋根材と屋根形状には相性があり「この屋根材はこの屋根形状には向いていない」といったケースが何パターンかあります。

詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。

屋根形状によっては使用できない屋根材がある!屋根材と屋根形状の相性
ひとつ前の記事で様々な屋根形状を紹介しました。屋根形状によっては、適した屋根材が限られる場合もあります。本記事ではそれぞれの屋根材と屋根形状の相性について紹介します。家を建てるにあたって屋根材もしくは屋根形状を選ぶ際の参考にしてください。

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