悪徳業者から身を守るために:屋根棟工事における注意事項を解説

悪徳業者から身を守るために!屋根棟工事の注意事項 ブログ

屋根棟とは住宅の屋根の最上部に位置する部分で、換気や排水を行うための部材です。

そのため屋根棟の設置やメンテナンスは、住宅の耐久性や住環境の快適さに直結します。

この屋根棟の工事に関して近年悪徳業者被害が急増しているため、注意喚起をさせていただきます。

屋根棟とはどこを指すのか、どのような役割を持つのか、については以下の記事で詳しく紹介しています。

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屋根棟工事における悪徳業者の手口

詐欺師

不当・不明瞭な見積もり

相場に対して著しく高額な見積もりを提示してくるケースです。

また類似したものに、見積もりを低く提示し契約を結んだ後に追加料金を請求するというケースも存在します。

事前に「契約内容に何が含まれるのか」「料金の内訳がどうなっているのか」について十分な説明がない場合、注意が必要です。

低品質な建材と技術

低品質な建材を使用した工事や技術が十分でない職人による工事を行っているにも関わらず、一見良い仕事をしているかのように見せかけるケースです。

実際は低品質な建材を使用しているため劣化が早く、すぐに修理が必要になってしまうことがあります。

屋根棟工事は高度な技術を要するため「誰が」「どの建材を使用して」工事を行うかが非常に重要です。

無許可業者による工事

屋根棟工事は建築基準法や地方自治体の規制に従って行われるべきものです。

しかし無許可で工事を行う悪徳業者も存在し、後々法的なトラブルを引き起こす可能性があります。

悪徳業者から身を守る方法

信頼性のある業者を選ぶ

屋根棟工事を依頼する際には、信頼性のある地元の業者を選ぶことが最も大切です。

口コミや評判を調べ、実績のある業者を選びましょう。

昨今はHPやSNSに自社の施工事例を詳細に掲載している業者も多いです。

ネットを活用して業者選びをすることをおすすめします。

多くの実績を積んでいるということは、それだけ多くの信頼を獲得しているということです。

複数の見積もりを比較

見積書

複数の業者から見積もりを取り、料金や契約内容を比較しましょう。

見積もり金額が大幅に異なる場合は注意が必要です。

「この場で即決してくれるなら〇円割引します」等、強引に決断を急かすような業者には警戒してください。

無理に1社目で決断する必要はありません。一度持ち帰り、他の業者にも見積もりを提示してもらったうえで比較検討し決断することが安心です。

ひとつの目安として、創業年数を確認することもおすすめです。

契約書の確認

契約書

契約書には工事内容、料金、予定工期などが明記されているはずです。

契約を結ぶ前に契約書をよく確認し、納得のいく内容であるかを確認しましょう。

不明点があれば遠慮せず質問してください。

専門的な内容である可能性も高いため、優良な業者であれば親身になって説明してくれるはずです。

反対に、曖昧な回答をしてはぐらかす業者は信用できません。

許可証の確認

営業許可書

業者が許可証を持っていることを確認しましょう。

許可証を持たない業者との契約は、トラブルに繋がるため避けるべきです。

具体的な確認方法は以下の通りです。

ホームページや資料の確認

屋根工事業者のホームページや提供する資料には、許可書やライセンスに関する情報が掲載されていることがあります。業者の公式情報源で確認してみてください。

地方自治体の建設業許可証を確認

多くの地方自治体では、建設業許可証の情報を公開しています。業者の名前や許可番号を知っている場合、地方自治体のウェブサイトで許可証の有効性を確認できます。

業者に直接問い合わせ

業者に直接問い合わせて、許可書のコピーを提出してもらうこともできます。信頼性のある業者は、許可証の情報を提供することに協力してくれるでしょう。

業者登録機関の確認

屋根工事業者は、業界団体や登録機関に登録していることがあります。それらの団体のウェブサイトで、登録業者リストを確認できるかもしれません。

地域の建設業者監督官庁に問い合わせ

各地域には建設業者を監督する官庁があります。地域によっては、許可書の有効性や履行実績を確認するための窓口が存在します。詳細な情報は地域によって異なるため、地元の監督官庁に問い合わせてみてください。

まとめ

屋根棟工事は住宅の耐久性と快適さに影響を与える重要な工事であるからこそ、悪徳業者からの被害に遭わないよう注意が必要です。

信頼性のある業者を選び、契約前に契約書を確認し、不明点はしっかり解消することで、安心して工事を依頼することができます。

少しでも不信感を持った場合は、別の業者に相談してみてください。

以下の記事では、悪徳業者が突然訪問してきた場合など「実際に悪徳業者に出会ってしまったときにどうしたらいいか」についても解説しています。

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