屋根の棟板金は外れることがある!外れてしまった場合の対応と注意事項

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板金屋根やスレート屋根のてっぺんには「棟板金(むねばんきん)」と呼ばれる金属板が被せられていることが多いです。

板金屋根とは金属屋根のことで、ガルバリウム鋼板やトタンで屋根などでできた屋根を指します。

この棟板金はときに外れてしまうことがあるため、本記事では棟板金が外れてしまった際の対処法などを紹介します。

屋根のてっぺんにある「棟板金」とは

そもそも棟とはどこを指すのか

棟板金とはなにかを説明するためには、まず「棟」について説明する必要があります。

屋根のてっぺんには「棟」もしくは「屋根棟」と呼ばれる部材があることがほとんどです。

棟とは、屋根面同士が合わさり山型になっている部分を指します。

屋根面同士の接合部分を覆うことで屋根材を固定する役割や、屋根からの雨漏りを防ぐ役割、住宅内部の熱気や湿気を外に逃す役割を持っています。

棟の場所や役割等の詳しい説明は以下の記事にてご覧ください。

屋根のてっぺんに注目!屋根の分水嶺【棟】の役割や特徴を解説
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棟の最上部に被せている金属板

棟は使用する建材によって作り方が異なります。

今回は棟板金の話をするため、板金屋根やスレート屋根の棟についてお話しします。

これらの屋根の棟は、屋根の頂上部分を「貫板(ぬきいた)」という板でおさえた上に金属板を被せてつくられます。

この金属板が棟板金です。

1900年代頃まではこの金属板に使用される素材はトタンが主流だっため、棟板金は錆びやすい・劣化しやすいといったイメージを持つ人も多かったでしょう。

しかし2000年代に入ってからは主な使用素材がガルバリウム鋼板に変わり、錆びにも強くなり耐久性が上がりました。

棟板金の瓦版が棟瓦です。この2つの違いについては以下の記事で解説しています。

屋根のてっぺんに使用される「瓦棟」と「棟板金」は何が違う?
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棟板金は外れることがある

棟板金が外れると起こる問題

棟板金が外れると下地である貫板がむき出しになるため、雨水にさらされ雨漏りのリスクが上がります。

もちろん屋根には防水シートが使用されているため棟板金が外れたからといってすぐに雨漏りには至りません。

しかし貫板は木材につき長期の放置は禁物です。

最悪の場合木材の腐食に繋がります。

また、最上部を覆っている棟板金が外れることで他の部材が強風などで飛散してしまうリスクもあります。

棟板金が外れる原因

棟板金自体や釘の経年劣化

棟板金を固定している釘は経年とともに劣化するもので、浮きや錆びが発生することがあります。

釘の浮きは主に、太陽熱による熱膨張や釘の腐食によるものです。

そのため釘は定期的に締め直す必要があります。

メンテナンスを行っておらず経年劣化が進み、棟板金が外れてしまうケースです。

台風などの自然災害

本来であれば棟板金が外れるほどの経年劣化は起こっていなかったとしても、台風などの自然災害をきっかけに外れてしまうことがあります。

強風の煽りを受けやすい立地特性上、強風でずれてしまうことはもちろん、強風により飛んできたものがぶつかり外れてしまうこともあります。

棟板金が外れた際の対処法

自分でも応急処置は可能?

結論としては、あまりおすすめしません。

高所作業につき非常に危険であることが理由です。

特に台風時は屋根のトラブルが起きやすいものの、暴風雨の中素人が応急処置を行うことは絶対にやめてください。

高所作業は慣れたプロでも危険なものです。

外れたその日に雨漏りが!なんてことはほぼ無いので、慌てず専門業者を呼びましょう。

信頼できる専門業者へ連絡

仮に修繕工事の都合がすぐにつかなかったとしても、専門業者に応急処置だけでもしてもらうと幾分安心です。

外れた棟板金の状態がよければ、そのまま再利用して仮固定することもあります。

歪みや破損が発生している場合は再利用は難しいため、棟をビニールで覆いテープで固定する形で応急処置を行います。

応急処置を行ってもらい、その後正式に修繕工事の契約をすれば問題ありません。

まとめ

棟板金は稀に外れてしまうことがあります。

しかし即座に雨漏りが発生する可能性は低く、過度に焦る必要はありません。

落ち着いて専門業者に相談しましょう。

棟板金の修繕内容について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

棟板金におけるトラブルに注意!原因と修理方法を解説
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